ベルグアース会社案内
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Tuyoshi Kinoshita私の所属する研究開発部は、お客様に満足して頂ける苗品質向上のための技術開発はもちろん、新商品・植物工場栽培システム・薬用植物等の開発、他社との共同研究など多岐にわたる仕事を行っています。最近では、AIを活用した育苗システムの開発にも取り組んでいます。私は10年前に入社し、本社農場栽培課で出荷作業、栽培管理を行っていました。3年前に研究開発部へ転属し、植物工場管理者として、今までの育苗経験と新しい知識・技術を融合させ、植物のポテンシャルを引き出す栽培方式や新しい品種の選抜など、生産現場にフィードバックできる技術について試行錯誤を重ねています。栽培の視点からの苗品質向上に努め、お客様へ良い苗をお届けする為に充実した日々を送っています。植物のポテンシャルを引き出し、品質向上に努め、良い苗をお届けしたい。研究開発部 研究技術開発課木下  剛Research and Development Department研究・技術開発部門農業の未来を切り開き、新たな技術を開発する。日本最大級の閉鎖型苗生産システムも、ここから生まれました。新しい閉鎖型栽培装置の開発日本トップクラスの鉄鋼・光源・空調・分析企業と当社の5社連携で、従来設備より30%コストダウンを目指した低コスト完全人工光栽培装置を開発中です。主にLED光源を用い、野菜苗の育苗はもちろん、機能性野菜(葉菜類中心)の青果物栽培を目的としています。苗に特化した技術開発ベルグアースが有する研究・技術開発部門。ここでは、苗にこだわった研究に取り組んでいます。閉鎖型苗生産システムを中心に、苗貯蔵システム、事前順化システムなど、次世代の接ぎ木苗生産を提案するべく、これまでの苗生産技術を活かし、独自の研究を推し進めています。苗の未来のために、日本の農業の明日のために。苗生産の未来を切り開く技術がここにあります。■ 植物工場用の苗開発近年のトマト栽培は設備の高度化が進み、一部で太陽光利用型植物工場による多収生産が行われるようになっています。当社は、これら長期多段型・低段密植型の「植物工場に適した苗」を、愛媛大学の植物工場プロジェクトである「愛媛大学植物工場実証・展示・研修センター(南レクアグリパーク)」で研究・実証に取り組んでいます。■ 独自の栽培システム当社では、太陽光利用型植物工場で低段密植栽培の技術確立に取り組んでおり、独自の栽培システムである「低段密植ポット栽培」の研究と実証を進めています。低段密植栽培は、1年間に複数回の定植を行い、通年でトマトの密植栽培を行う日本独自の栽培方法で、苗質の安定性が栽培の成否を決める重要な役割を果たします。当社の苗生産技術を活かした高度な苗生産だからこそ実現できる低段密植栽培。日本の栽培技術とベルグアースの栽培技術で、新しい農業の可能性を切り開いていきます。植物工場用の苗開発/独自の栽培システム32

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