育苗施設紹介

閉鎖型苗生産施設とは?

日本最大級の閉鎖型育苗施設

本社農場

本社農場

ベルグ福島

ベルグ福島

本社農場では2006年に日本最大級となる閉鎖型育苗施設を、ベルグ福島では2016年に最新型の同設備が完成、本格的な生産を始めました。

閉鎖型の最大のメリットは、病害虫の侵入を最小限に抑えることができること。これにより、農薬使用量を飛躍的に減らし、健やかで安心な苗をお届けすることが可能になりました。さらに、トマト第一花房着生葉位の低段化・生育スピードのアップ・アントシアニンの増加・茎の肥大など、苗にとって良いことづくめです。

植物工場の産学関連者向けに発行された「PLANT FACTRY」に技術開発部長の梁が執筆した閉鎖型苗生産システムについての原稿が掲載されました。

閉鎖型苗生産施設(本社農場) 概要

施設面積 約700m²
使用目的 安全・安心なトマト苗の生産
生産設備 苗テラス5段6棚21台
生産能力 トレイ120枚/台×21台
MAX2,520トレイ 最大1,500万本/年

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閉鎖型苗生産施設と、従来型の比較!

閉鎖型苗生産システム概要

閉鎖型苗生産施設とは、完全に外の環境から隔離された空間内で「光・温度・CO2」などを人工的にコントロールして苗を育てる設備です。

天候や季節の影響を受けない

閉鎖型の第一の特徴は、苗の生育する環境を人工的にコントロールするので天候・季節の影響を受けることなく、いつでも計画的に育苗が行えることです。そのため、計画的に、安定した苗の納品が可能となります。

育苗に最適な環境が作れる

環境の設定やコントロールにより、育苗に最適な環境を作り出すことができます。品目・品種にあわせた環境で育苗することにより苗本来の力を発揮させ、より良い苗をお届けすることが可能です。

病害虫の侵入を許しません

閉鎖環境で育苗しますから、病害虫の侵入をシャットアウトすることが可能です。そのため、無農薬でも健全な苗を育てることが可能になります。

閉鎖型苗生産施設メリット!

無農薬育苗

施設の出入り口には前室とエアーカーテン・エアーシャワーを設置。換気口には0.3mm目合いの防虫ネットを張り、病害虫の侵入を許しません。出入りする際は、手の殺菌消毒と白衣の着用、靴の履き替えが義務付けられています。また、一作ごとにタンク内および育苗棚の洗浄を行っています。このようなシステムで生産される苗は完全無農薬での栽培が可能です。

第一花房着生葉位の低段化

トマトの場合、夏場の高温期に通常のハウスで育苗すると第一花房が本葉10枚以上の高位置につく傾向があります。逆に冬場の低温期には、本葉5~6枚につくこともあります。これはトマト生産者にとって大きな問題でした。

閉鎖型苗生産システムで育苗すると、温度環境が制御可能なため第一花房着生葉位がほぼ本葉7~9枚と一定になり、年中安定した収穫が可能です。

初期育成のスピードアップ

閉鎖型育苗では、照明やCO2がコンピュータで自動制御され、苗にとって最適な環境が整えられています。ハウス育苗よりも光合成産物を効率良く植物体内に蓄積できるため、初期生育が早くなります。接ぎ木苗の場合、ハウス育苗と比較して発根が1日早く、順化が最大で1.5日早く終了することが確認されています(当社比)。また、仮植や圃場に定植した後も、元気に早く生育します(生産者談)。

多量のアントシアニン

閉鎖型育苗の苗は、葉の裏に驚くほどのアントシアニンが現れます。通常のハウス育苗で現れるアントシアニンは、低温・リン欠乏など過度のストレスがかかった結果現れますが、閉鎖型育苗の場合は、光合成を活発に行った結果、多量の光合成産物が存在することにより現れるもので、健全な苗である証拠です。

茎の肥大

閉鎖型育苗の良さは茎にも現れます。通常ハウス育苗と比較して、茎径が約1.2倍も太くなることが確認されました(当社比)。また、葉厚があり、茎の毛も豊富に生え、根もしっかりと張った生命力あふれる苗であることが一目でわかります。

最先端の育苗施設をご紹介!

1.播種機

土入れから播種・覆土・淮水までを一貫して行う播種機。

病害虫防除対策!

苗生産にとって害虫や病気は大きな問題です。ベルグアースでは、病害虫が発生してからの防除ではなく、病害虫の発生を最小限に抑えるための環境作りを行っています。苗の入れ替え時には、殺虫剤・殺菌剤によるハウス内の消毒を行い、育苗空間での病害虫発生を許しません。さらに、栽培管理者による病害虫ミーティングを常時行い、専属の病害虫防除担当者が全農場を巡回しています。常に苗への農薬試験を行い、より効率的で散布量の少ない農薬使用方法を考えています。ベルグアースは、健康で安心な苗を作ることを追求し続けます。

  • 0.3mm防虫ネット(側窓)

  • 0.3mm防虫ネット(換気口)

  • 0.3mm防虫ネット(天窓)

  • エアカーテン

  • 閉鎖型施設入口 エアシャワー

  • 出入り口にはエアカーテンを設置。閉鎖型施設にはさらにエアシャワーを設置しています。人や物と一緒に中に入ろうとする害虫の侵入を防ぎます
  • 粘着トラップ

  • ハウス周辺部 防草シート

  • ハウス内には粘着トラップを設置。毎日定期的にチェックすることによりいち早く害虫を発見、対処します。
    ハウスの外側には全面的に防草シートを張り、害虫や病気の発生源となることを防いでいます。
  • ハウス入口 消毒マット

  • 閉鎖型施設内
    シートシャッター・消毒マット

  • 全ての出入り口には消毒マットを置いています。人や物に付いて病気が侵入することを防いでいます。
  • 病害虫防除担当者による
    定期巡回

  • 検定試験

  • 専属の病害虫防除担当者が定期的にハウス内を巡回。異常がないか厳しい目を光らせます。
    疑わしい苗は研究室に持ち帰り、検定試験を行います。病気の早期発見・初期防除を行います。

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